嘘?ホント!?本音マスクで、ひゃあっ!
エキスちゃんが自室にてまた何か危ないものを作っている。 「ここを繋いでっと・・・!」
<ボンっ!!>
「やばい、マスクマスク!あー、これだこれ。」 棚に手を伸ばして無造作に耳にかける。
「げっ!これ本音マスクじゃん!しかもプロトタイプの喋らないと外せないやつ!」 エキスちゃんは作るのを諦めドアを飛び出していった。
◇ ◇ ◇
オブちゃんが窓の外を見ている。 「今日も平和ですね〜。さて紅茶でも入れようかしら〜。」
すると大きな声が割り込んできた。 「あっ、オブ姉!助けてー!」
「あら〜、マスクなんて珍しいですね〜♡」 「これ本音で喋っちゃうマスクなんだけどある程度喋らないと外れなくって!」 「ずいぶんと危ないものを作ったのね〜。」 「デスっち持ったオブ姉より危なくないと思うけど!」 「あら〜。他には何が飛び出るのでしょう〜?私のことはどう思っていますか?」 「怒らすと怖い…!」 「意外と普通ですね〜。」
大きな声が聞こえたのか、みんなが集まってきた。 「なんか本音マスクらしいのですが…あんまり変わらなくて〜。」 「いやマジで本音マスクなんだって!」 エキスちゃんの髪が輝いてなびいている。
「…こんなときにはラボを使いましょう。」 データちゃんが様子をみながら薄く目を開けている。
「…わ、私…ですか…?」 ラボちゃんが軽くうつむいている。
「…エキス、今日のラボはどうですか?」 「今日もラボ姉めっちゃ可愛いじゃん!いつもみたいに眼鏡も似合ってるし!」 「…ひゃあ……。」 「もう、何言わすんじゃい!このマスクめ!」
「本音ですね〜♡」 「…確実に本音です。」 「やめてー!」 「…恥ずかしいです……。」
【ブオ】
「エキスさん、ラボさんのどんなところが好きですか〜?」 「えっとー!!恥ずかしがり屋なのに頑張ってお姉さんしてて、顔赤くなってひゃっ!ってなるところ!!」 「…ひゃあっ!」 「…なんか面白くなってきました。もう少し言わせましょう。」 エキスちゃんの髪色がちょっと変わってきている。
「エキスさん、ラボさんと何をしたいですか〜?」 「うーんとね、ラボ姉が嬉しそうにココア飲んでるの見てー、それからみんなで楽しくお話かなー!」 ラボちゃんが袖で顔を隠している。
「…ひゃあ…。」
エキスちゃんの髪が金髪になった。
「あら、髪色変わりましたね〜。」 「…エキス、実は楽しんでいませんか?」 データちゃんが冷たい目をエキスちゃんに送っている。
「うん!超楽しいんだけど!!もう吹っ切れたしー!」 「…もう、これ以上は……。」
そこへアール所長がプカプカ浮かんでやってきた。 「あら、アールさん、今日はゆっくりなんですね〜。」
「承認」 アール所長の目が赤く点滅している。
「なんか今日の承認おそくね!もっと早くでてきてくれたらいいのにさ!」
アール所長からマッチョなホログラムが現れた。 「なんだ!こっちも仕事があるのだ!連帯責任!腹筋100回だ!」
「え〜。」 「…え…ひゃあ………。」 「…エキス、余計なことを言わないでください。」 「100回なんて軽くね!もっと多くていいのに!!」
「それなら500回だ。腹横筋も意識しろ!」 「…エキスちゃん、増やさないで……。」 「…エキス、やめて下さい。不本意な腹筋の量になりました。」 「うんしょ、うんしょ♡」 オブちゃんは普通に腹筋を始めている。
「500回なんて軽いよー!終わっちゃったしー!マジ楽すぎね!?」 エキスちゃんの髪にピンク色が混じっている。
「あっ、ちょっと待った!取れた!やったー!」 「エキス!お前はランニング1時間追加だ!」 「えっ!たった一時間!?連帯責任じゃなくていいの!?みんな走ろうよ!」 エキスちゃんがにこにこ笑っている。
「マスクとれたのはいいんだけどさ、この髪色戻すの未だによくわかんないんだよねー!」 「…それは私の研究材料なので未解決のままお願いします。」 「えっ!これ研究材料だったの!」 「…当たり前じゃないですか。ラボの反応とエキスの髪色が私のテーマです。」 「…ひゃ…」 「なんか暴露大会になっちゃいましたね〜♡」
「じゃあ、所長、ちょっと走ってくるわー!!」 「…なんか、マスクしなくても…本音の塊ですね…」 「でも、ラボさんだけ特別みたいですけどね〜♡」
【ブオオオオーーーー】